外へ出よう


外に出よう 新しい日だ そうだ 新しい陽だ

外に出よう 新しい日だ そうだ 新しい陽だ

鳥のさえずりがそこかしこに聞こえる
君を呼んでいる 君を誘っている
空の青さも 爽やかに吹く風も
そら 誰かが呼ぶ声がする
そこにも あそこにも春はいるのだから
聞こえないか 君を呼ぶ声が
ほら さあ早く 戸を開けて
確かめるんだ

外に出よう 新しい日だ そうだ 新しい陽だ
何を迷う必要があるのだ
外はこんなにも美しいじゃないか
深く悩む若人よ
外に出てこの春を楽しもう
幾重にも広がるあの緑のこずえ
君を待ち受けている美しい季節
忘れ得ぬ輝き

外に出よう 新しい日だ そうだ 新しい陽だ

聞こえる あの美しい青
まばゆい光を
この一生分の春を
今しかない季節を
楽しもうじゃないか 忘れないために
次に巡り来る春のために

外に出よう 新しい日だ そうだ 新しい陽だ
孤独に悩んだ あの忘れ難き日
この春がすべて溶かしてくれるだろう
さあ 窓を開け さあ 戸を開いて
春に会いに行こうじゃないか

悲しみは溶けるだろう
この春の美しさによって
君は笑顔を取り戻すだろう
春は君を待っていた
君が春を待っていたように

孤独に悩んだ あの忘れ難き日
この春がすべて溶かしてくれるだろう
さあ 窓を開け さあ 戸を開いて
これ以上ないぐらいの笑顔を携えて

外に出よう 新しい日だ そうだ 新しい陽だ

※【ビバルディ 「四季」より春 第一楽章】に作詞
くりかえしは省いています

>>詩に戻る